‘Convert Image to
PDF’のコマンドライン |
'Convert Image to PDF'は、古き良きDOS時代と同じようなコマンドライン引数を使用することで、ユーザインターフェイスを使用しなくても実行できます。あるいは、OSの「コマンドプロンプト」、またはWindowsから[スタート]->[ファイル名を指定して実行]メニューを選択して、次にコマンドを入力することでコマンドライン実行を開始できます。
また、コマンドライン インターフェイスは、バッチファイル (*.BAT拡張子の付いたファイル) から使用できます。
コマンドライン使用には、次の2つの方法があります。
A)
グラフィカルユーザインターフェース (GUI)
を使用してあらかじめ作成済みの「変換ジョブ」を指定する
B) 「変換タスク」を詳細に指定する
変換ジョブの指定方法は非常に簡単です。'Convert Image to PDF'
に対し、関連づけられている*.SII
変換ジョブファイルの場所を指示するだけです。これによって、このタスクに関連付けられているすべての詳細項目が1度にまとめて実行されます。
「変換タスク」を指定する場合は、さらに手間がかかりますが、前もって「変換ジョブ」ファイルを作成しておかなければならないという制約がありません。
これらの各方法の詳細については、下記でより詳細に説明します。
重要:コマンドラインを上手に使用するには、以下のいずれかを行う必要があります。
A)
ConvertITP.EXEが保存されている場所へのパスを環境変数内に設定する
B)
ConvertITP.EXEをバッチファイルと同じフォルダにコピーする
上記が行われていなければ、以下のエラーが表示されます。
「ConvertITPは、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」
変換ジョブの指定
変換ジョブを指定するための構文は次の通りです:
ConvertITP
/J{変換ジョブファイル} [/V]
[/L{ログファイル}] [/B{ジョブファイルにログ}]
角括弧 [
]で囲まれたアイテムはオプションで、その他の「スイッチ」はすべて必須です。 そのため、コマンドライン上で必ず/Jを指定する必要があります。
例:
"C:\MyJobs\convert-tiff-to-pdf.SII"によって指定された変換ジョブを実行するには、コマンドプロンプトに次を入力します:
ConvertITP/J
"C:\MyJobs\convert-tiff-to-pdf.SII"
スイッチとパラメータ間のスペースは入れても、入れなくてもかまいません。たとえば、「/F6」は「/F 6」と同じです。ファイル名が長い場合は、2重引用符を使用する必要がある場合があります。
たとえば、/J "C:\Program Files\MyApp\convert-tiff-to-pdf.SII"です。
変換タスクの指定
変換タスクを指定するための構文は次の通りです。
ConvertITP/S{オリジナルファイル}
/T{ターゲットファイル} /F#
[/G] [/V]
[/R] [/L{ログファイル}]
[/B{ジョブファイルへのログ}] [/+]
[/A{PDF 作成者}] [/O{PDF
作成元}] [/K{PDF キーワード}] [/U{PDF
件名}] [/I{PDF タイトル}]
角括弧 [
]で囲まれたアイテムはオプションで、その他の「スイッチ」はすべて必須です。 そのため、コマンドライン上で必ず /S、/T、/F# が指定される必要があります。
ただし、唯一の例外があります。/G (オリジナルのフォルダに保存する) が指定されると、/T スイッチは必要ありません。
スイッチとパラメータ間のスペースは入れても、入れなくてもかまいません。たとえば、「/F6」は「/F 6」と同じです。ファイル名が長い場合は、2重引用符を使用する必要がある場合があります。
たとえば、/S"C:\Program Files\MyApp\MyImage.JPG"です。
/S{オリジナルファイル}
は、どのファイルを変換するかを指定するために使用されます。1つのファイルを指定することも、場合によっては、ワイルドカード構文を使用して複数のファイルを指定することもできます
(すなわち、"C:\MyFiles\*.BMP")。/T{ターゲットファイル} は、 /S{オリジナルファイル}とは必ず異なるファイルを指定する必要があります。
/T{ターゲットファイル}
は、変換されたファイルを保存する場所を指定するために使用します。
1つのファイルを指定することも、場合によっては、ワイルドカード構文を使用して複数のファイルを指定することもできます
(すなわち、"C:\MyFiles\*.BMP")。 /T{ターゲットファイル}
には、 /S{オリジナルファイル}と異なるファイルを必ず指定する必要があります。
[/F#]
は、ConvertITPに、オリジナルファイルタイプを指定するために使用します。オリジナルファイルは、S{オリジナルファイル}
スイッチによって指定されることを覚えておいてください。すべての定数については、以下のファイル変換定数表を参照してください。
[/G]
ファイルを元のフォルダに保存します。 変換済みファイルを、オリジナルファイルと同じフォルダに保存するには、/T の代わりに /Gを使用してください。
フォルダ内の1つのファイルだけを指定して変換している場合は、使用できません。 代わりに /T スイッチを使用してください。
[/V]
詳細表示(Verbose)モード。変換の進行状況を示すメッセージボックスを表示する場合は、このスイッチを指定します。 /Lも参照してください。
[/R]
/S スイッチ内で指定されるサブフォルダ内にあるすべてのファイルを見つけて、実行します。再帰的 (Recursive) サブディレクトリです。
ディレクトリ全体に入っているファイルを処理する場合は、このスイッチを追加できます。ディレクトリ全体を選択する方法については、/S、/T および /G
を参照してください。
[/L{ログファイル}]
ログファイルパスと名前
(ここでは、d:\mylogs\WCE.LOG)。このスイッチが指定されている場合、与えられたパスとファイル名のログファイルが作成され、変換の結果がそのファイルに書き込まれます。
/Vも参照してください。
[/B{ログからジョブファイル}] エラーが発生したときのみ「変換ジョブ」としてログファイルを保存します。問題のあったファイルを後で、またはいろいろな手段で処理する場合に便利です。
/Bは/Lとは異なります。/Bで生成されるファイルには、「変換ジョブ」ファイルで許容されていない無関係のコメントが含まれません。
ジョブとしてロードできるよう、SIIファイル形式として保存してください。
[/+]
PDFファイルに画像を追加 (結合)します。
[/A{PDF
作成者}] PDFファイルの作成者プロパティを指定します。
[/O{PDF
作成元}] PDFファイルの作成元プロパティを指定します。
[/K{PDF
キーワード}] PDFファイルのキーワードプロパティを指定します。
[/U{PDF
件名}] PDFファイルの件名プロパティを指定します。
[/I{PDF
タイトル}] PDFファイルのタイトル プロパティを指定します。
ファイル変換定数表
説明 |
定数 (/F#) |
ファイルの種類の自動検出 |
-1 |
Windows ビットマップ (*.bmp) |
0 |
Windows アイコン (*.ico) |
1 |
Independent JPEG Group (*.jpg) |
2 |
Graphic Interchange Format (*.gif) |
40 |
JPEG Network Graphic (*.jng) |
3 |
Commodore 64 Koala format (*.koa) |
4 |
Deluxe Paint Format (*.lbm) |
5 |
Multiple Network Graphics (*.mng) |
6 |
アスキーポータブルビットマップ (*.pbm) |
7 |
バイナリ ポータブル ビットマップ (*.pbm) |
8 |
Kodak PhotoCD (*.pcd) |
9 |
PCX ビットマップ形式 (*.pcx) |
10 |
アスキーグレーマップ (*.pgm) |
11 |
バイナリ グレーマップ (*.pgm) |
12 |
Portable Network Graphics (*.png) |
13 |
アスキーポータブルピクセルマップ (*.ppm) |
14 |
バイナリ ポータブルピクセルマップ (*.ppm) |
15 |
Sun Rasterfile (*.ras) |
16 |
Targa File (*.tga) |
17 |
Tagged Image File Format (TIFF) (*.tif) |
18 |
ワイヤレス ビットマップ (*.wbmp) |
19 |
Photoshop 画像ファイル (*.psd) |
20 |
Dr. Halo (*.cut) |
21 |
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Adobe
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'Convert Image to PDF'でBMPをPDFに変換 |
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ブルース キング
IBM
カナダ、オンタリオ州トロント
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